戯作文

戯作とは、通俗小説などの読み物の総称で、戯れに書かれたものをいい、戯作の著者を戯作者という。 そこかしこに書き散らかしたり、細やかにしたためた駄文の置き土産を、ここに印す。

Speakeasy

昨日は雀の涙ほどのお知り合いの皆様から、素っ気ない誕生祝のお言葉を頂きありがとうございました。

ちょうど健康診断と重なり、珍しく2日ほどお酒を抜いておりました。
一見常飲者と思われているフシもありますが、コロナパンデミックが始まる前までは基本的に週末の2日位しか飲酒していなかったのです。
それが、ストレスか単なる意志薄弱かずるずると飲むようになってしまい、現在に至っています。
幸い振戦せん妄も起こらず、誕生日を期に一瞬休肝日5日の日々に戻そうかとの邪念が頭を過ぎりました。
根が真面目な自分の中では、日々自分を律しようとするストイックな自分と、快楽に溺れるエピキュリアンな自分がいて、このところは毎日後者に軍配が上がっているのです。

ほぼ百年前の1920年アメリカではお酒による家庭内暴力や酒浸りなどのアルコールによる災いを無くそうと天下の悪法禁酒法が施行されました。
酒の密売所を表す「Speakeasy」という言葉があります。
もともとは、「密かにこっそりと話す」というような意味で、それが当時の「無許可バー」とか「潜り酒場」の事を表し、今では「隠れ家的バー」の意味で使われるようにもなっています。

誕生日を期に、easy をモットーに、更なる「隠れ家的バー」の発掘に決意を新たにしたところであります。

8月もおかけ様であと3つほどお誘いを受けております。
今しばらく適当に遊んでいただけますようよろしくお頼み申し上げます。

※画像:SPEAKEASY Ales & Lagers(ロゴに使われている大きな目玉は、潜り酒場に入店する際、やって来た客が常連かどうかを確認してから扉を開ける為の覗き窓からのぞく目玉をモチーフにしたもの)