戯作文

戯作とは、通俗小説などの読み物の総称で、戯れに書かれたものをいい、戯作の著者を戯作者という。 そこかしこに書き散らかしたり、細やかにしたためた駄文の置き土産を、ここに印す。

サンジェルマン

ファーマータナカの棚からリキュール。
(兼まだまだ引っ張る東京行脚オマケ編)

18.44mのロングカウンター。
何でピッチャーズマウンドからホームべースまでの距離なのかと思ったら、そうかここは、球場のど真ん前の Bar。

ネオンブルーがファンタスティック。
カウンターの奥には、気怠そうな女性カップルの姿。

昼下がりからだらだら飲んで、そんなに食べてはないけど自称ディジェスティフ的にもうちょっといく。
元々貧乏人の出なので、高級ブランデーなんぞは似合わないし嗜まない。
アテももう少しだけ、ドライトマト🍅とオリーブで。

女性バーテンダーのおすすめは「サンジェルマン」。

手摘みされた天然のエルダーフラワー(和名:セイヨウニワトコ)と、誇り高き職人の技から生まれたという、パリのエスプリを纏ったスーパープレミアムフレンチリキュール。

ここはあえてソーダやトニックのビルドではなく、そのフローラルを味わってみる。
芸術家や美食家などの文化人の集まったパリの人気エリアに今宵一気に翔んでゆくのだ。


・・・とはいえ、翔べないオンボロ帆船でのあたふたした日々の航海は、あとどの位続くのだろう。
破れかかった帆を静かに休める港は、あといくつあるのだろう。

Bar2000@Tokyo Dome Hotel