我楽多酒整理番外編。(ファーマータナカの迷酒珍酒カクテルストーリー)
🍸🍸🍸 メーカーズ・マーク(バーボン・ウィスキー) 🍸🍸🍸
メーカーズ・マークのハイボールの記事でウィスキーのスペルの事を書いたら、ややこしい訳について若干1名から質問があったようななかったようなので追記する。
元々ウィスキーの起源を自認するアイルランド人が、アイリッシュを軽いスコッチブレンドと差別化するために余分な"e"を付け加えたとされる。
アメリカで Whiskey の綴りが使われているのは、ウイスキー蒸溜所の創設者にアイルランド系移民が多くいたことによるものだ。
従って現在では、スコットランド産のスコッチ・ウイスキー、カナダ(スコットランド移民が中心に製造)のカナディアン・ウィスキー、日本のウィスキーはスコッチ方式と呼ばれ e がない Whisky、アイルランド北部のアイリッシュ・ウィスキーとアメリカ産のアメリカン・ウィスキーはアイリッシュ方式と呼ばれて、e が入り Whiskey となっている。
ややこしいのはこれからで、メーカーズ・マークは創設者サミュエル家の先祖がスコットランド系移民であり、バーボン本来のライ麦主体のスパイシー&ビターではなく、小麦由来のスイート&スムーズと、封蝋でもわかる手造り感と家柄を信条としているので、e が抜けている。
オールド・フォレスターやオールド・ヒッコリーなども Whisky だ。
又、key が鍵を意味するところから、whiskey は鍵あり、Whisky は鍵なしと言われ、開拓時代のアメリカではウイスキーーがとても貴重で、必ず鍵つきで保管したとか、英国紳士は自制心が強いから鍵なんかなくても飲みすぎたりしないが、だらしのないアメリカ人には鍵が必要なのだといったエピソードもある。
ファーマータナカに鍵が必要なのは言うまでもない。