ファーマータナカの世界の銘酒エッセイキューバ編。
🍸🍸🍸 ハバナクラブ7年(ラム) 🍸🍸🍸
キューバと言えばラム、ラムと言えばハバナクラブ、ということで、覗いてみる。
旅をして判る事は、己が歴史という代物に対して、全くといっていい程無知であるという事だ。
ファーマータナカはお酒のオールラウンドプレーヤーを自認しているが、日本酒を別格とすると、実はダーク&ヘビーなラムが大好物なのだ。
その味わい、その原料(糖蜜と呼ばれるサトウキビの絞り汁)、その庶民感覚、その陽気さ・・・。
一方で、そもそも何故原産地がスペイン語なのか?
何故豪華で荘厳でさえある歴史的建造物は西洋風なのか?
こんなにも人間をハッピーな気分にしてくれるラムはどうやって作られていたのか?
フレンドリーで陽気な人々の国民性の裏にあるもの、 それはとりも直さず、侵略、征服、奴隷、強制労働、プランテーション農業といったものであった。
例によってお目当だったヘミシンクウェイ所縁のもう一軒「ラ・ボテギータ・デル・メディオ」は、道路までファーマータナカを筆頭にミーハーな輩が殺到しており、ハバナクラブを使った砂糖抜き(ヘミシンクウェイレシピ)のダイキリやモヒート、そして偉大なキューバリブレを所望するための入店は、絶望的であった。
ヘミシンクウェイは2度死んだのか。
(2015/11/26記)