戯作文

戯作とは、通俗小説などの読み物の総称で、戯れに書かれたものをいい、戯作の著者を戯作者という。 そこかしこに書き散らかしたり、細やかにしたためた駄文の置き土産を、ここに印す。

フロール・デ・カーニャ

ファーマータナカの棚からスピリッツ。
「Flor de Caña(フロール・デ・カーニャ)12年」。

寂れた裏通り、寂れた店構えが何ともいい。
ただ一見さんがそのドアを開けるには、ちょっと勇気がいるだろう。
確かな知識と経験に裏打ちされたバーテンダーのおすすめは、奇しくも昨秋東京ステーションホテルの Barで飲んだニカラグアのラムの上位ボトルだった。

味もさることながら、SDGs が叫ばれる100年も前から持つというその企業バリューが素晴らしい。
お酒を飲んでまで未来の子ども達の事を忘れない自分が素晴らしい。

そしてやっぱ、中米が呼んでいる気がする。

ここは1966年創業の老舗 Bar。
バーテンダー協会の大先輩の店で現在は2代目マスターが引き継がれている。
舶来居酒屋イナトミ@新京極通

(言い訳)
飲みに行けない行けないと言いながらおかしくないか、と思われるかもしれないが、昨日行ったわけではありません。
この手の抽斗(ひきだし)はもう少し在庫があるので…。



受賞

時々思い出したように娘から贈り物をもらう。
大抵はお酒と下着だ。

「Le Grand Concours des Sakés Japonais 2023 プラチナ賞受賞」とある。

KuraMaster」はフランス人トップソムリエたちが審査を行うパリ発の日本酒コンクールと謳っている。

基本飲めれば何でもうれしいが、美食のフランスでの賞なら確かなものだとよりありがたい。
何せ日本人は一般論として権威付けに弱い国民性がある。

因みに日本でよく聞く「モンドセレクション」というのがあるが、ついでにその情報を記しておこう。
・エントリー費用は約15万円
・近年では年間約3,000商品がエントリーされそのうち約2,000商品が日本の商品
・エントリーされた商品のうち10~15%ほどが受賞外
・2個に1個は金賞受賞
・選定基準は絶対評価(一定の基準を満たせば授与)
だそうだ。

 

椿婚式

皆様には何の因果もありませんが、1月6日は結婚記念日。
結婚50年目は有名な金婚式だが、計算したら51年目だった。

一般的に結婚記念日は15年目までは1年毎、それ以降は5年毎に名前がついているようだが、フランスには84種類の結婚記念日があるそうで、それによれば51年目は「椿婚式」だそう。
「椿」の花言葉は、「控えめな素晴らしさ」とか「気取らない優美さ」だとか。
当たっているので良しとしておこう。

何故正月のクソ忙しい時だったのかというと、当時私は大学3年生で、多分学年末試験とか就職試験とかの事情でバタバタ挙げたのだったろう。
今も昔も行き当たりばったりは変わらない。

慎ましやかに近所で宴(うたげ)。
魚肉菜酒@道安



酒類事典

ファーマータナカの初読み本棚「世界の酒類事典」。

1979年に業界では知る人ぞ知る「世界の名酒事典」という本が創刊された。
これと「バーテンダーズマニュアル(1987年創刊)」はお酒のプロにとっては必携の書とも言われた。
当時でも多分3,000円くらいはしたのではなかろうか。
版を重ねるごとにその掲載本数は増え、多い時は13,000本収録されていた。

押さえておくべき定番のお酒はもちろん、珍しい酒新しい酒はビジネスとしてもプライベートでも好奇心はとどまらず、全種(酒)類を制覇するためには1日何種類飲めばいいのか真剣に計算した。
実際真面目に取り組んでいれば1日1本で35年ほどかかるが目標達成できていた計算になり、何事にも継続が必要だと今更ながら痛感する。
ただ、そのためには肝臓をボロボロにし、脳細胞をスカスカにするのと引き換えだったろう。
(ひょっとしてこちらは達成している可能性もある)

年末に、同じような「世界の酒類事典」と言う本を何と無料でくれるというのを見つけてダメ元で注文していたらホントに届いた。
ただしこれは、料飲店向けルートで30年以上酒類通販を営んでいる「庄司酒店」というところが編集した年4回発行の季刊誌カタログだった。
薄っぺらで期待とは違ったが、それでも約2,500点のお酒が掲載されており、ということはこの会社はこれだけの在庫をかかえているということだろうから、それはそれで凄いことだと思う。

さて、グラス片手にペラペラとめくりながら、今年も老体に鞭打ってだが少しのんびりと、知的好奇心の旅を続けよう。
(その前に枕元に山積のコンテナにある在庫も消化せねばならぬのだが…)



初春月

あけましておめでとうござんす。
本年もほんの気持ちだけでもお付き合いの程よろしくお頼み申す。

正月から何の目新しい話題もないので、Microsoft が提供している Bing Image Creator に「龍」のイラスト生成を頼んでみた。
今一つ気にいらないが、今年も他人任せの出たとこ勝負の姿勢は堅持して参ろうと思う。

そこのところに留(龍)意して、絶っ(辰)てのお願いよろしくお頼み申す。

今日から新年1月、何はともあれ目出度い「初春月(はつはるづき)」だ。



忘年会

私事ではございますが、縁あって7年程前から在籍しているNPO代表理事を筆頭に女系社会で、男性は私一人という時期も多くありました。

その上お酒🍶を飲めない(飲まない)スタッフが多く、会社の方と飲む機会はほぼありませんでした。

ところが今年、何という事でしょう歳下ではありますが飲む口を持ったオヤジが二人加わる事になり、酒🍶が飲める酒🍺が飲める酒🍷が飲める忘年会がありましたので謹んでご報告いたします。

(朝も早よからご迷惑な投稿ですいません、今日は母を車椅子で年末の買物に連れて行く約束をしてしまっていることもありハードな一日になりそうですので、私は今からもうちょっと休ませていただきます)